真剣に人を愛するということ シリーズ1

こんにちは

更新がご無沙汰になってしまい申し訳ありません

makotoです

 

いつも面白おかしい事を書こうと意識しているんですが、最近色々あっって・・・

今回はそれの原因かな?少し真面目な話をシリーズにして書こうと思います

 

彼との出会いは19歳の時でした

私は16歳でゲイデビューし、レイプでアナルを覚え、感じるから今でもバリ受けです

私がデビューした当時は高校生のゲイなんかいなくて、それはそれはモテました

彼氏と呼べる関係の人は数十人いたと思います

友人の紹介で知り合った彼

お互いの写真を見せ合い、会ってみることになりました

 

初めて会って彼の印象は・・・小さいな

でも野郎臭さが滲め出ていてタイプでした

その日は食事だけで終わりです

ホントは先も期待していたんだけど・・・まぁ友人の紹介という手前、簡単には出来ませんでした

 

その後も連絡を取り合っていたんですが、私に事件が起こります

それは、両親からの勘当でした

私は普通じゃない、ケダモノと罵られ私は家出をしたんです。

正直死を考えていて、その時は彼の事も、仲のいい友人の事すら頭にありませんでした

 

何とか死を免れた私

でも一般的な仕事は出来ずに、夜の仕事と体を売る仕事で生活をしていました

仕事柄新宿を出歩くことが多かったのですが、その時に彼を紹介してくれた友人にばったり遭遇してしまいました

 

今でも忘れない三丁目のドトールで何時間も話しました

そして彼の事を聞きました

私が行方不明だと知ると仕事を休んでまで探してくれたそうです

私は申し訳なく思い、彼に会う事にしました

全部を断ち切って家出をしたのに、彼の側はすごく安心しました

 

今でも忘れないエピソードがあります

その日はたまたま粉雪がぱらついている日でした

彼と待ち合わせの場所に行くと、彼が何も言わずに小包をくれたんです

仲にはコムサで購入したであろうタオルハンカチが入っていました

「雪ふかないと風邪ひくと思って」

そんな武骨な彼の言葉は必要以上に私に染みて、彼の事が本当に愛しくなりました

 

時間が空けば会う関係だったので、傍目にはカップルに見えていたと思います

有名なゲイ雑誌のカップル特集からオファーが来たくらいですから

でも、彼とは彼とは体の関係はありませんでした

 

正確に言えば、一度あります

キスも一度だけです

大好きだって何度も伝えたのですが、まずその前にやることがあるだろ?というのが彼の口癖でした

それは家族との和解です

気が付けば二年近く時間が経っていました

生死すら知らない家族の気持ちを彼に会い、初めて考えました

でも、正直今更会うのが怖くて戸惑いを感じました

 

両親に会う前日、彼が事前に両親に会いに行ってくれました

明日息子が戻ってきます、と

 

当日も彼の同伴で両親に会いました

何ていったらいいかわかりませんでしたが、とりあえず「ただいま」と言いました

小さな声でお帰りと言ってくれた両親

無言の時間が耐え切れず、私は冷蔵庫からみんなの分のビールを出しました

大好きなビールがその時は苦くて堪りませんでした

そんな沈黙を破ったのは父です。

「ご飯を食べに行かないか?」

父も口数が多い方ではないので、家族と彼と食事に行きました

 

父が連れて行ってくれたのは、私が大好きな焼肉屋さんでした

そのお店には思い入れがあり、家族で何度も足を運びました

いつも通り肉を口に運んでいるのに、記憶がお触れ出してきて私は泣いてしまいそうでした

それは両親も一緒だったようです

お酒が苦手な母が、お酒の力を借りてやっと口にした一言がこれです。

 

「生きていてくれて、ありがとう」

 

そこからは正直あまり記憶がありません

なんてことをしたんだろうと後悔の念が押し寄せてきました

 

両親が気を遣って、駅で彼を見送る時は二人きりにしてくれました

私は感謝の念と、やはり愛していると気持ちをはっきり伝えました

すると彼が答えたんです

「もう大丈夫、俺の役目は終わったな」、と

 

その言葉が上手く呑み込めず、その翌日の、その翌日も彼に連絡をしましたが、二度と彼から連絡が来ることはありませんでした

 

たとえ火の中、水の中・・・ふざけた愛の表現だと思いますが、それほど彼を愛していました

もうこの先ずっと彼以上に愛する人はいないでしょう

だから、今思えばあれが初恋だったんだと思います

人を愛する事、愛される事を教えてくれたとても大切な人です

 

東京は狭くて、何度も新宿で彼に似た後姿をみかけました

追いかけたくなるその足をぐっと堪え、彼に会っても恥ずかしくない人生を歩んで行こうとあの日から決めました

 

あれから既に十数年

時が経つのは早いものですが

どうしても粉雪が舞うこの季節だけは

彼への思いで心が一杯になります